全員60歳越えのおじいちゃん!? アラ環ローラースケーターが復活を遂げる

https://rollerskate.jp/blog/320

1970〜80年代ごろにローラーダンスではなく、スケートパークで攻めまくっていたという60代のアラ還レジェンドローラースケーター達が、Facebookでの私たちの投稿を見て「またやってみようかな」と、スケートパークに戻ってき始めました。

今回は奇跡に近いこの出来事を綴りたいと思います。

ローラースケートがスケボーみたいだった! 20代の頃の彼らのローラースケートスタイル

福岡の西戸崎にジャルダンというスケートパークがあったそうで、そこで集っていたのが20代前半の彼ら。

大学生の時、ちょうどローラーゲームのTV番組が放映されていて東京ボンバーズが大ブーム。
そのタイミングでローラースケートを持っている先輩がいて、履かせてもらったらハマってしまったとのこと。

両脚を開いたオープンスタンス(別名、イーグル)というスタイルで大きなバート(バーチカルランプ)や深いボウルでトリックをしていたそう。

足がすくむほど高いバートですが、始めてドロップイン(上から降りること)出来た時は気持ちよくてクセになった、とタカちゃん。

 

左:大工さん、右:タカちゃんタカちゃんと大工さん

Sponsored Link

大工さんは最初、アグレッシブローラースケートではなくスラロームやフラット面でのフリースタイルローラースケートをやっていたそうですが、スケートパークでローラースケートをする楽しさを知り、ハマったとのこと。身体能力の高い大工さんはメキメキとスキルアップ!

ハンドプラントのような手を使ってコーピング(鉄パイプ部分)に逆立ちするような大技や、バックフリップ、ミラーフリップなどのアクロバティックな技・・・
さらには2メートル以上もエアー(ジャンプみたいなかんじ)をしたりと、とにかく派手なトリックを、当時ジャルダンのオーナーが仕入れてくれたアメリカのローラースケートのビデオを観て見よう見まねでやっていたそう。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Duke Rennie(@dukerennie)がシェアした投稿

こちらは憧れていたというデュークレニー

 

今と違ってインターネットがない中、独学で学ぶのはすごいですよね!

技名なんかもわからないのてま、勝手につけたりしてたそうです。
新技を編み出したりも。

当時はスケートパンツという尻あてが付いているカラフルな短パン、ニーパッド、エルボーパッド、革製のリストガード、フル装備で滑るのがカッコイイとされていたそうです。

アグレッシブローラースケート アグレッシブローラースケート アグレッシブローラースケート

 

本当はプロローラースケーターだったはずのタカちゃん

 

この投稿をInstagramで見る

 

1982 Japan Champion🏆 @kangxiaogaofeng @cibcrew @rollerskate.jp #rolllerskates #ローラースケート #rollerskate #rollerskating #agressiveskate

CIB Fukuoka Chapter(@cib_fukuoka)がシェアした投稿 –

タカちゃんは1982年名古屋のローラースケートの全国大会で優勝したチャンピオンでもあります。

その2年後に湘南で行われた大塚製薬主催のスケートボードの大会「ポカリスエット杯」。
ローラースケートで飛び入り参加させてもらい、大技をキメる滑りを披露!
すると主催の大塚製薬さんから「東京においで」とがスポンサーになる話まで来たそう。
なんとタカちゃん、それをあっさり断ってしまったらしいです。

ユリリンマンソン
もったいない〜!

大工さんという仕事柄忙しく、大会にはほぼ出ることはなかったが、スキルが高すぎて有名だった大工さん

現在インラインスケート界でレジェンドと呼ばれているような方たちも、バートでのスケーティングの教えをこい、大工さんの元へ訪れていたそうです。

大工さんの滑っているビデオが一人歩きして「福岡にすごい人がいる」と大工さんの名前は知れ渡っています。

大会に出ていたら間違いなくプロ!

 

この投稿をInstagramで見る

 

ROLLER GIRLS & BOY-JAPAN(@rollerskate.jp)がシェアした投稿

現在でもこんなに高いエアーをキメる大工さん photo by 川崎剛 aka メガネさん

 

タカちゃんと大工さんに
「当時のローラースケート仲間達は今どうしてるのか?」何度も聞いてましたが
「もうやってない」とのお返事・・・

60代でローラースケートを再開?! アラ還ローラースケーターが増える?!

それがですね、一人現れたんです。
その名も北斗くん。(写真真ん中)

全員60歳越えのおじいちゃん!? アラ環ローラースケーターが復活を遂げる

「もうさすがにやらないだろう」と、ローラースケートも捨ててしまったそうなのでタカちゃんと大工さんのローラースケートを借りて久しぶりにスケート!

約30年ぶりだそうですが、うまかったです。
ご本人は「30年ぶりにしてはいい方だろう」とおっしゃってました。

 

この投稿をInstagramで見る

 

高峰康孝(@kangxiaogaofeng)がシェアした投稿

まず、恐怖心がないそうです。
若い頃あれだけ滑れたらですね〜!

それからマイローラースケート、プロテクター類を揃えてがっつり復活されております。
パチパチ!

 

ユリリンマンソン
ユリリンマンソンはライバル視してるよ。笑

運動不足解消にもいいし、仲間と喋りながら滑るのは楽しいですよ!

 

年齢は関係ない! 日本でアラ還ローラースケーターがさらに増える!!

他のメンバー、林田はんとおいさんも福岡の古賀スケートパークで第3土曜13時から行われているインラインスクールにやって来ました!

アラ還スケーター左:タカちゃん、右:林田はん

 

林田はんは現在、東北地方にお住まいで、スノボばかりされてるそう!かっこいい!
今回タイミングよく福岡に帰省されてたので、お越しくださいました。

四駆をキャンピングカーにしてる車で東北から帰省。それでいつも雪山に行ったりしてるそう。
写真撮り忘れましたが、釣竿があったりして快適な趣味の車って感じで・・・
やっぱりスケーターって、大人になっても遊ぶのが好きなんだな〜と思いました。

 

フリースタイルのビンテージスケボーも持っていた!

 

この投稿をInstagramで見る

 

高峰康孝(@kangxiaogaofeng)がシェアした投稿

 

ユリリンマンソンも女版所ジョージになりたいとずっと言ってましたから。同じ匂い感じます。笑

 

おいさんはなんと最年長の65歳。
スタイルいいし、30年ぶりとは思えないスケーティングでした!

レジェンドおいさん

 

みんなで仲良く記念撮影!

リップフライヤーズ

じいちゃんとか敬老会とか、イジりますが(失礼。笑)
本当に若いです。感覚が同じなんです!

ローラースケートを含むエクストリームスポーツって若々しくいられるスポーツだと思います。

そして「先輩」とか「師匠」とか「教え子」とかそういうのがない。
10歳の女の子だって、60歳のじいちゃんだって、35歳の中年だって、分け隔てなくみんな友達!

 

彼らの当時のチーム名はLIP FLYERS(リップフライヤーズ)

リップフライヤーズのメンバーズカードを頂きました。

スケートパークを清掃したり、クリーンないいチームだったそう。

アグレッシブローラースケート
タカちゃん
リップはボールのフチの事で そこを飛んでやろうと言う事でつけました♪

後ろに書いてあるコンセプトがシビれる!

リップフライヤーズ

自己の限界を追求!
真の友交を味わう!

昔の動画もいただいたのでまたアップしますね!

まさかのアラ還スケーター、カムバックで嬉しい限りです!

Sponsored Link
https://rollerskate.jp/blog/320

2 件のコメント

  • 初めまして✨
    おーちゃんと申します。
    私もローラースケートが好きで若い頃良く滑っていました!
    楽しい記事、懐かしい時代の画像や動画が見れて良かったです。
    また滑りたくなりましたww
    ランページ?って言うんですか?
    かっこいいですよねぇ
    やってみたいですww
    これからも活動頑張ってくださいませ。

    • おーちゃんさん
      コメントありがとうございます!
      是非是非、復活してください!笑
      最近記事が更新できていないのでがんばって増やします。また読んでもらえると嬉しいです^^

  • yulilynmanson へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です